横から掻っ攫うのは可哀相すぎる。



お腹がぐーぐーなり響く中、やっとお昼になりました!
ここ最近、お弁当は屋上で食べています。
教室で食べるより、全然美味しく感じるんだよね!

…って…教室で食べてると、なんか落ち着かなくって…
何故か皆の視線が痛いんだ…
男子の皆は何かトゲトゲしいしさ…女子の皆に至っては、殺気まで感じる気がするよ…
近藤君とか土方君の生暖かい視線もなんか居心地悪いし…

や、確かに総悟君と僕のお弁当、中身一緒だけどさ…仕方ないじゃんっ!僕が作ってるんだもん!
それに、姉上や神楽ちゃんのお弁当だって一緒なのにっ!
僕は良いけどさっ、総悟君が嫌かなぁ…って…
やっぱり男の手作り弁当なんて…恥ずかしいよな…
総悟君は嬉しそうに食べてくれてるけど…僕が嫌なんだ。総悟君が皆に変な目で見られるの…

あ、友達だからですからねっ!?友達がそんな目で見られるの嫌じゃないですかっ!

そんな訳で、今日も2人でつるんで屋上に行くと、屋上には坂本先輩と高杉先輩が居た。

「おー!しぃ〜むらぁ〜!あははは、あははは!」

坂本先輩が、凄く良い笑顔で両手を振りながら僕達に駆け寄ってくる。
あはは、坂本先輩っていつも面白い人だなぁ…

「坂本先輩、高杉先輩こんにちわ。」

「しゃす…」

僕らが挨拶すると、高杉先輩が会釈をしてくれる。
坂本先輩は………えぇぇぇぇぇぇぇっ!?何か胸を押さえてしゃがみこんでるっ!?

「せっ…先輩どうしたんですか…?」

僕らが慌てて駆け寄ると、しゃがみこんだ坂本先輩が苦しそうにはぁはぁ言ってる…

「…まっ…眩し過ぎるぜよ…」

「坂本先輩、大丈夫ですか…?」

僕が先輩の肩に手を掛けて顔を覗き込むと、僕の顔に血しぶきがかかる…って、血ィィィィィィィ!?

「なっ…何ですか何ですか何ですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

大量の鼻血を吹いた坂本先輩が、にへら、と笑う…
こっ…恐ァァァァァァァァ!!!!!
僕が恐怖で固まってると、総悟君が僕を背中に庇ってくれる。
助かった…

「どうしたんですかィ、坂本先輩…コレ使って下せぇ…」

総悟君がポケットティッシュを差し出すと、坂本先輩が、のぉぉぉぉぉぉぉぉぅ!と叫ぶ。

「何でじゃ!何で沖田ぜよ!そこは志村が『大丈夫ですかっ?坂本先輩すっごい…』とか言って鼻を押さえてくれるトコぜよ!」

…何が凄いんだ…?

「…坂本おかしい…意味が解らない…」

僕らの傍まで来てた高杉先輩が、怪訝な顔で言う。
僕も分からないよ…坂本先輩の考えは…

「あの…ホント大丈夫ですか?坂本先輩…?」

「あ〜、大丈夫じゃないきに…志村が膝枕してくれたら大丈夫になるかぼぉぉぉぉぉぉぉぅっ…」

総悟君と高杉先輩が坂本先輩のお腹を踏みつける。
ってちょっとっ!何してんだコノ人達ィィィィィィ!?

「何してんですか2人ともぉぉぉぉぉっ!!気持ち悪くたって踏む事無いじゃないですかっ!」

「あはははは…志村も結構きついぜよ…」

坂本先輩の目に涙が浮かんでる。
そうだよなぁ、2人にお腹踏みつけられたんだもんなぁ…

「坂本先輩…お腹痛いですか…?わ、凄い筋肉…」

僕はさすさすと2人に踏まれた坂本先輩のお腹を摩る。
鍛えられた筋肉があんまり硬かったんで、びっくりしてつい口に出ちゃった…流石だな、先輩!
僕も3年になったら、こんぐらいになれるかなぁ…?

「志村ぁぁぁぁぁ〜!結婚しちょ〜せ!!」

「何がぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

いきなり起き上がって何か叫んだぁっ!?
何言ってんだ!?コノ人ぉぉぉぉぉぉぉっ!?
お腹を摩っていた僕の手を掴んで、坂本先輩が唇を突き出して僕の顔に近付いてくる…ってちょっとぉぉぉぉぉぉぉっ!?

僕がのけぞって避けると、僕の顔の両側から足が出てきて坂本先輩が沈む。

あ…総悟君…?

「新八ィ、甘やかすと調子に乗りやすぜ?このお人ァ。」

「…坂本…調子乗り過ぎ…俺を敵に回すつもりかよ…?」

うわ、高杉先輩が鬼になったぁぁぁぁっ!!

「こっちも危ねぇや。」

総悟君が、僕の手を引っ張って2人から離れる。
…確かに…この2人危ないや。
僕らが2人から対角線でいちばん遠くに離れて、お弁当を広げると、坂本先輩の悲鳴が聞こえる…
すみません、先輩…鬼の高杉先輩は僕らにはどうにも出来ません…

暫くして、元に戻った高杉先輩が僕らの所に来て、一緒にお弁当を食べた

坂本先輩がどうなったかは…確認するのが怖かったんで、ご想像にお任せします…


END


大変お待たせしましたぁぁぁっ!
1萬打フリリクでなおみユウさまにリク頂きました
『3Zで沖田→←??新八←坂本先輩(新八総受けなのかもしれない)ほのぼの??ギャグ』

…ギャグ…になってるかどうかが微妙ですが…
鼻血出しときゃ落ちるんじゃね?主義なワタシです!
少しでも気に入っていただければ、これ幸い…