高杉家のクリスマス
今日…は…クリスマス…イヴ…みんなは…恋人と過ごす日だ…って言ってるけど…そんな事は…無いよな………クリスマスは…家族と過ごす…日…
俺が…家に帰って…玄関を開けると…妹が…出迎えてくれた…
「お帰りなさい兄様!今日のクリスマスは家に居るッスよね!?」
「うん…居る…」
「良かったー!私兄様にスゴいプレゼント買ってきたッスよー!期待してて下さいねっ!」
妹…の…また子が…嬉しそうに…笑う…
「俺も…可愛いの…買ってきた…」
俺が…そう言うと…また子が…もっと笑った…
ふふふ…プレゼント見たら…もっと喜ぶ…ぞ…
玄関で…話をしていたら…兄様も帰ってきた…
「晋助?兄様も晋助にカッコイイプレゼント、用意していますよ?」
「はんぺ…兄様…俺…兄様にも…可愛いの…買ってきてる…よ…!」
半平太兄様も…嬉しそうに…笑った…
兄様…結構…可愛いモノ好きなの…俺…知ってるよ………
「そうか、それは楽しみだ!また子、私にもプレゼントは用意してくれてるんだろうね?」
「ちぇっ、あたり前ッス!ハンペー兄様にも、カッコイイの買ってきてるッスよ!」
また子が…ぷぅ…と膨れて…横を向く…
それを見た…兄様が…にこりと…優しく笑う…
「そうか、有難う。私も勿論、また子にも可愛いの買って来てますよ?」
はんぺー兄様…が…また子の頭を…撫でると…また子の顔が…真っ赤に…なる…
俺が…2人を…じっと見ていると…ふと…笑った…はんぺー兄様が…俺の頭も…撫でる…
「あら、皆さん揃っていたのね?今日は御馳走よ?母様張り切っちゃった!お父様もそろそろ帰っていらっしゃる頃だから、皆手を洗ってうがいもちゃんとして、席に着いて待っていましょうね?」
母様が…ちいさい子どもに…言うように言う…
「母様…俺はもう…ちいさい子どもじゃ…ないよ…」
俺が…ちょっとムッとしながら…言うと…母様が…あらあらと笑う…ちぇっ…
皆で洗面所に…行って…また子から順番に…手を洗って…うがいをする…
何だか…体が清められた…気がする…クリスマスだもの…ね……
すぐに…父様が…大きなケーキを持って…帰ってくる…
とても静かで…幸せで…全然知らない人の…たんじょう日だけど…心の中で…いっぱいおめでとう…を…言ってあげよう…
おたんじょう日…おめでとう…皆に幸せを…ありがとう………
続く
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