僕の彼氏はサディスティック


色々あって付き合うようになった総悟君は、サディスティック星から来た王子様と名高い天然のドSだ。
今の所、僕には優しい気がするけど…なんだか最近ちょっと怪しいんだ…

「新八ィー!今日俺ァ弁当持ちなんだぜ!一緒に喰いやしょうぜー!」

「うん、屋上行く?」

「教室で良いだろィ?」

「んじゃ…」

僕は椅子を後ろに向けて、総悟君の机にお弁当を置く。

「「いただきます!」」

ぱんっ、と手を合わせてから総悟君のお弁当を見ると、うわっ…やっぱり今日も、真っ赤なお弁当…

「総悟君…いつもながら凄いね…卵焼き食べる…?」

「おう!」

にっこり笑うんで、僕の卵焼きを1個、総悟君の真っ赤なお弁当に乗せる。
顔色一つ変えずにぱくぱくと食べ進めているのを感心して見ていると、目が合ってニヤリと笑う。

「何でィ、欲しいのかィ?」

はい、あーん♪

って!赤い卵焼き、いらないしっ!
あーんなんて…教室でそんなの出来るかよっ!?

「や、いりませんからっ!」

「遠慮すんねィ。」

ぐいぐいと僕の口に押し付けてきやがるよっ!
ってか卵焼きが当たってる所痛いからっ!
何事かと見てくるクラスメイトの視線が、生暖かいモノに変わる。
ワザとだ…コノ人ワザとやってるよ…

「もぅっ!止めて下さいってば…っふっ…んうっ…」

…無理矢理口に入れられた…仕方ないんで噛み砕いて飲み込むけど…
痛いよ…もう辛いを通り越して痛いよ…
涙目で睨むと、うっとりした笑顔。

「やっぱり新八の泣き顔は最高でさぁ…」

…やっぱ、ドSだ…

でも、僕だってどっちかと言えばSなんだ!
いつか総悟君を泣かせてやるからなっ!


END