※神楽ちゃん超大人発言&銀さんビッチ疑惑注意
まだまだ!
銀さんはしょっちゅう呑み歩いて万事屋を空ける。
いくら定春が居るからって、夜に神楽ちゃんを1人にしておくのはどうだろう。
女の子1人なんて…銀さんは心配じゃないのかな?
僕はとっても心配だから、銀さんが呑みに行くと分かってる日には万事屋に泊る事にしている。
でも…
その日が沖田さんの早番の日と重なると、少しだけ心が揺れてしまう。
神楽ちゃんなら1人でも大丈夫なんじゃ…なんて思ってしまう。
僕らはいつでも逢える訳じゃないから…
朝までずっと一緒に居る事が出来るチャンスを逃すのは、凄く残念で悲しい気持ちになるんだ。
つい、その原因になる銀さんを恨んじゃったりもする。
そんな自分が嫌いになって…凄く汚くていやらしい人間に思えてしまう。
それでもやっぱり、沖田さんと触れ合っていたいって気持ちは止められ無くて…
僕って、凄くえっちなのかなぁ…とか思ってしまう。
でも!この年頃の男なんて皆そうだよね!?
そんな事を考えながら晩ご飯の支度をしていると、神楽ちゃんが元気よく万事屋に帰って来る。
お腹をグーグー鳴らしてるから、まだ帰らない銀さんは放っておいて、神楽ちゃんだけに先にご飯を用意する。
怒涛のような食事が終わっても、まだ銀さんは帰って来ない。
…今日も遅くなるのかなぁ…?
今日は…沖田さん早番なのに…
又今日も吉原かな?
それともすまいる?
もしかしたら屋台かもしれない…
モテモテなのは仕方ないけど…でも、僕だって予定が有るのに…
後片付けも終わって、2人分のお茶を持って居間に戻る。
神楽ちゃんと一緒にテレビを観るけど、自然と顔は膨れてしまう。
そんな僕をチラッと見た神楽ちゃんが、ニヤリと笑った。
「新八ぃ、ワタシさっきドSに遭ったネ。気持ち悪く機嫌良かったヨー?アイツ、今日新八の家に泊るアルカ?」
ニヤニヤと笑ってる顔はあからさまに僕をからかってる顔で…
まっ…まさか…
神楽ちゃん、僕らが何してるかとか…知らないよね…?
「そっ…そうだけど…何?」
「じゃぁ、早く帰るヨロシ。あんまり焦らすとアイツ暴走しそうアル。」
「ぼっ…そっ…!そんな事ねーしゅ!!」
「ふぅーん…」
全身の血を顔に集めて、その上噛んだ僕の言う事に説得力なんて無いよね…
神楽ちゃんのニヤニヤは絶好調で、僕はただ目を逸らすしか出来なくて…
「あっ…あの…銀さん!銀さん遅ぇなー!チクショウ!女の子1人に留守番させてこんな時間まで何処で何やってんだよあの天パ!!!」
目を泳がせながら銀さんに八つ当たりしてみるけど、神楽ちゃんは全く気にして無いみたいで僕に向かって大きく溜息を吐いた。
「銀ちゃんはどうせどっかで暴走してるアル。そろそろ1人に絞って落ち着きゃ良いアルもうオッサンなんだからナ。」
…え…?
銀さんってただ呑み歩いてたんじゃないの…?
そんな…暴れん坊将軍だったのォォォ!?
そういやぁ、隠し子騒ぎの時も心当たり沢山ありそうだったし…えぇぇぇ!?
ってか神楽ちゃん一体何を知ってんのォォォ!?
「あの…神楽さん…?」
「ワタシは別に誰がヨメに来ても気にしないアル。メシは新八が作るしナ。馬鹿な処女じゃあるまいし『銀ちゃんはパピーアル!他所の女が入り込むなんて不潔ヨ!』なんてキチガイじみた事言わねーアル。」
「え…?え…?神楽さん…?」
「日替わりでズコバコやってるネ。そのうち誰かハラボテになるヨ。そうなりゃ銀ちゃんだって責任取るアル。」
「銀さんってそうだったのォォォ!?」
しっ…知らなかった…
銀さん…そんなモテてたのかよォォォ!?
「お〜い、銀さんのお帰りだよ〜」
その時、タイミング悪く酔った銀さんが帰ってきた。
少しだけ尊敬の眼差しで迎えた銀さんは、そういえばなんかちょっとツヤツヤしてスッキリしているように見える。
「銀さん…僕知らなかったッス…銀さんってモテモテだったんですね…」
「はぁ?」
言われて見れば、女性にモテる顔なのかも知れなくもない…
イザという時煌めくギャップ萌えとか言うヤツなのかな…?僕には分からないけど。
「だって、毎日日替わりで色んな女の人とえっちしてるんですよね…?」
僕がそう聞くと、銀さんは一瞬キョトンとした後、神楽ちゃんに拳骨を落とした。
「何するネ銀ちゃん!」
「おまえだろ!新八にくだらねぇ嘘ついてんじゃねぇよ!!」
「えー?銀ちゃん普通にお酒呑んでるだけアルカ?つまらねーアル。」
ブーブーと膨れる神楽ちゃんに銀さんが又拳骨を落とすと、ブツブツと文句を言いながらも神楽ちゃんが大人しくなる。
なんか、銀さんが随分遠くに行ってしまった気がしたけど、まだまだそんな事は無かったんだ…
ホッとして溜息を吐くと、心が落ち着いた。
そうしたら、早く帰りたくて…沖田さんに逢いたくて仕方なくなってしまった。
「それじゃ、僕は帰りますね。」
「は?もう遅ぇし泊ってけば良いだろ?」
銀さんは僕の事を心配してくれているんだろうけど…
2
→