その日から3日。

沖田の教わった万事屋の仕事と言えば、炊事洗濯家事一般。
それを新八以上に上手くこなすようになった。

「沖田さんは凄いなぁ!もう一通り出来るようになるなんて!!神楽ちゃんと銀さんなんてさぁ、いつまでたっても…どうしたの?」

沖田が頬を膨らませて、ぷぅ、とむくれる。

「…なまえ…」

新八がはっ!とした後、でれっと笑う。
…キモチワルイ…

「あははっ、ごめんごめん、そーたん?」

「ヒデェよ、忘れるなんて、新たん?のうっかりさん」

…ハートが飛び交う…

居間には今にも風で飛んで行きそうに真っ白な2人がそっと座っていた。
今日は珍しくファミレスに直行せずに、万事屋の居間に陣取って居た。

「銀ちゃん…やっちまったアルヨ…」

「そーだな…」

「ワタシ達が居ないのを良いコトに、大変なコトになってしまったアル…」

「…そーだな…」

そう、新八と沖田は確実に、変な方向に進展していた。

1日目は、沖田さん・新八だった。
2日目は、総悟さん・新八だった。
3日目には、そーちゃん・新ちゃんになっていた。
そして、4日目の今日は…

「じゃあそーたん?僕、洗濯するからそーたんDは掃除して?」

「勿論まかせろぃ!新たん?の為ならぴっかぴかに磨いてきまさぁ!!」

…に、なっていた…
更に恐ろしい事に、沖田の服が、メイド服になっていた。
恐る恐る銀時が尋ねると、

「だって新たん?…メイド好き、ってゆうから…」

と、世にも恐ろしい答えが返ってきた。

「ワタシ達が居なかったせいでこんなオソロシイコトになったアル!コレ以上は見たくも聞きたくもないヨ!!」

神楽が泣きそうになりながら力説すると、銀時がははは…と乾いた笑いを洩らす。

「イヤイヤイヤ、神楽ちゃん。これ以上は無いでしょ。流石にこれ以上は無いよ。ナイナイ。」

「銀ちゃんは甘いアル。あんこに蜂蜜と砂糖をひとビンぶっかけてコンデンスミルクをかけるくらい甘いネ!この上は…」

神楽が心底恐ろしい事を口にするように、厳かに口を開く。

「この上は…?」

銀時がゴクリ、と唾を飲み込む。

「ハニー・ダーリンアル!!」

ぞくわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
2人ががしがしと腕をこする。さぶいぼだらけだ。

「更にイッセンを越えたりしたら大変アル!サド野郎が…サド野郎が裸エプロンになるヨ!!!!!」

ぞわぞわぞわぞわぁぁぁぁぁぁ!!!!!
想像した!想像してしまった!!!
2人が更に浮かび上がってきたさぶいぼをこすって無くそうとする。

「そっ…そりゃぁ一歩も外に出られねぇよ!銀さんこれ以上のモノ見たら泣いちゃうよ?」

「ワタシもアル!だからもう外にはでないアルヨ!!」

頑張ってどっかりとソファに陣取る2人。
今にも泣きだしそうだ。
それを見て、沖田がこっそり笑う。
新八に向けるにっこり笑顔とは違う、にやぁりとした笑い…

何か企んでる!何か企んでるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!

そして2人が熱弁をふるっている間に、沖田と新八は手を繋いで買い物に行ってしまっていた。