忍者って皆ストーカーな訳!?
桂さんに買収されて、攫われたエリザベスを助ける為、僕らは忍者の修業をしてから奉行所に忍び込む事になった。
…別に普通に忍び込めば良いだろうに…
無理を言って(やって?)さっちゃんさんに忍者の技を教えて貰ったけど、僕は結構楽勝だった。
皆は出来なかったもんな〜!
僕って意外と忍者の才能有るのかも!
そのまま5人で(さっちゃんさんも付いてきてくれた。)奉行所に忍び込んで、エリザベスを助けようとシノビ5とかいう奴等と闘ったけど…、エリザベスは掴まっていなかった。
桂さんと喧嘩して、家出していただけみたい…
何だよ!少しは心配したのに!!
無駄に疲れて家に帰って、お風呂に入ってすぐに寝ようと布団に潜り込むと、布団の中に何か違和感が…
「こんばんわ、新八君。」
「んなっ!?」
慌てて飛び起きて布団を撥ね退けると、布団の中に山崎さんが居た…
「ぎゃぁぁぁぁぁっ!!いっ…いつの間に!?どこからっ!?」
「え?ついさっき屋根裏から入ったんだけど…」
律儀に僕の質問に全部答えて笑うけど、こっ…怖いよこの人っ!!
「そんな事より、新八君忍者になりたいの?」
「なんで知って!?ってか、別に忍者になりたい訳じゃないですし!」
「あれ、そうなんだ。隠密関係なら俺の専門分野だから、俺が教えてあげようと思ったのに。」
にっこり笑って首を傾げるけど、なんでそんな事知ってんだこの人っ!?
「大体仕事はもう終わりましたからっ!結構ですっ!!」
「そうなの?残念だなー…ここまで調べられる技術、持ってるんだよ?俺。あ、方法は企業秘密ね?」
ウィンクして自分の唇に指を当ててるけど…可愛くないしっ!
「そんな方法知らなくて良いですっ!僕もう寝ますんで、さっさと帰って下さいよっ!おやすみなさいっ!!」
「…桂のペットが奉行所に掴まった、ってデマつかまされて…忍び込んだんだろ…?」
すっごい笑顔のままだけど、目が笑って無い…
全部…バレてるんだ…
「…僕ら…捕まるんですか…?だから山崎さん…僕の所に…?」
僕が恐る恐る聞くと、山崎さんが真面目な顔になる。
「今回は桂も攘夷活動してないし…それに、桂を追ってるのは沖田さんだから、俺には関係無いかな。」
意外とあっさりとそんな事言ってくるけど…そんなんで良いのかな…?
でもそうか…桂さんを追ってるのは沖田さんなんだ…
「個人的には新八君だけ捕まえたいけどさー、そんな事したら新八君ヒクよねー?」
山崎さんが、へらっと笑って僕に言う。
そう言えば…山崎さんにも僕の事諦めて貰わなきゃいけないんだった…
でも…これだけ僕の行動色々知ってるなら…沖田さんとの事も知ってそうだけど…
「あの…山崎さん…僕の事…ストーカー…してるんですか…?」
「…へっ?イヤイヤイヤ、してないよ?そんな事!やたらと近藤局長に会ったりなんかしてないよ?」
…してるのか…
「してるじゃないですか…」
僕がジロリと睨むと、一瞬怯むけどすぐに笑顔に戻る。
「やぁ、ほら、見守ってただけだよ!」
目を逸らして、冷や汗をダラダラ流してるけど…絶対認めない気だな、この人…
っと、それはもう良いや。
そんな事より…
「…じゃぁ…山崎さん知ってるんですよね…?僕が沖田さんと…お付き合いする事に決めたの…」
僕が真っ直ぐ山崎さんを見つめて言うと、山崎さんも布団の上に座り直して真っ直ぐ僕を見る。
「うん…全部見てた…」
凄く悲しそうな表情に変わると…物凄く悪い事をしている気分になる。
でも…これだけは…譲れない…
流されてる場合じゃないんだ…
「…僕は、沖田さんが…」
「やめときなよ、あんな人。俺なら新八君をがっかりなんてさせない。男も女も経験有るからね。」
…?何の事だろう…?
僕が怪訝な顔で山崎さんを見ると、山崎さんがマズイ、って顔をする。
「何を…知ってるんですか…?経験って…なんの…?」
「…出来なかったじゃん…」
「は?」
「アノ人あんなだけど、何も知らなかったじゃん。俺なら新八君を気持ち良くさせてあげられる。」
「何が…!?」
どん、と押されたと思ったら、足も掬われて布団に倒される。
すぐに僕の上に山崎さんが乗ってきて、僕は押し倒されたような態勢になる。
ちょっ…これはマズいっ…!
「何すんですかっ!大体何ですかっ!僕と沖田さんはまだそんな事してません!!」
「あー、新八君は忘れちゃってるんだもんね。新八君が酔っ払った時、沖田さんそれに付け込んで最後までヤろうとしたんだよ?でもね、アノ人ああ見えて何も知らないチェリーだから、失敗したんだよ。ヤり方知らないでやんの、情けねー」
山崎さんが心底馬鹿にしたような表情でそんな事を僕に教えるけど…
知らない…僕はそんな事知らない…
それに…もしそれが本当でも…嬉しいもん!沖田さんが初めてなの、嬉しいもんっ!!
「僕はそんな事知らないっ!」
「だから、俺が教えてあげるよ。沖田さんがいかに駄目だったか、って事。」
ぐいっと僕の寝巻の前が肌蹴られ、山崎さんの唇が僕の胸に当たる…
もがいても、全然びくともしなくって…
怖い…怖いよ…っ!
「ちょっ…止めて下さいよっ…!」
唯一出来る抵抗とばかりに口を動かしても、山崎さんは止まらない…や…このままじゃ…っ…
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