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「新八じゃねぇですかィ」


そんな声が聞こえて、新八はストロベリーアイスを味わう事も忘れて飲み込んだ。

声の聞こえた方を振り向く。


「お、沖田さん!?と、新八君!?」


後ろには、やはり見知った顔があった。


「どうしたんですか、こんな所で?」

「分かんねぇかィ?デート、でさァ」


言って、沖田は小さい新八と繋いだ手を見せる。


「そーいう新八こそどうしたんで「デートでィ」」


沖田の声を遮るは高い声。

次いで、声の持ち主・小さい沖田はバニラアイスを持ったまま顔を見せた。


「なんでィお前か」

「しんぱちとのデートをじゃますんなィ。かえれ」

「そう言うお前こそ帰りやがれィ。新八おいて一人で」

「何言ってんですかアンタは」


真顔の沖田の台詞に、新八は思わずツッコンだ。


「何で僕がアンタのデートに付き合わなくちゃいけないんですか?」

「決まってんだろィ?左手には新八君、右手には新八……これぞ究極の両手に花でさァ!!」

「馬鹿か!ってか馬鹿だアンタ!!」

「……(それイイな)」

「総悟君それイイなって顔しないの!」

「お、おぅ」

「イイだろィ?」

「駄目に決まってるでしょうが!」


妙な考えが一致するW沖田に、新八はくわっと怒鳴る。


「「へーい」」


その剣幕に、二人はたじろいだ。